上品な淑女のセフレが見つかる

エレベーターのドアが閉まると、淑女が私の二の腕にちょっと触って、重大な秘密を漏らすような囁き声で言いました。
「今日は泊まっていけますわ」
「本当ですか」
私は虚を衝かれたような格好で、本当に嬉しいような声を出していました。

 

>>薬剤師のセフレの絶叫に驚きつつもびんびんでした

 

ある出会い系サイトで知り合った女性は、セフレと呼ぶに相応しい淑女でした。いつも上品さを失わず、華奢な身体つきがいかにも良家のお嬢様っぽく、深窓の令嬢という言葉がぴったりの女性でした。化粧と痩せること、新しい服や靴を買うことにしか興味がない浪費家の女とは格が違うといった雰囲気を醸し出しています。

 

サイト上で偶然に知り合って以来、その日が五度目のデートでした。
優雅なセフレに失礼のないように私も一張羅に身を包み、ホテルSのロビー入口で彼女の到着を待ちました。西に傾いた陽がF山の頂きに触れそうな時刻で、初夏といってもまだまだうすら寒い北国の夕風が辺りには流れています。
「待たれましたか?」
何とも言えない彼女のハスキーボイスが、私の脳天を貫きました。小便臭い少女からは絶対に感じることのできない大人の雰囲気が、私の身体を痺れさせました。

 

ホテルのロビーを横切って、フロント右隣にあるエレベーターに向って進む私の後をセフレがゆっくりと着いてきます。まさに男冥利に尽きる一瞬です。三つあるエレベーターの左側二つの間の壁に設置されたボタンを押すと、彼女が私の横に音もなく立っていました。

 

これから起こるであろう出来事を想像しながら一人ほくそ笑む私は、心の中でこのサイトに邂逅したことに感謝していました。
北海道|50代|男性|自由業